吉備の至宝

造山古墳群の陪塚の一つ。石室内の石障に特殊な文様「直弧文」の彫刻

【古墳の概要】

  • 千足古墳は岡山市北区新庄下にある前方後円墳(帆立貝型)の古墳。
  • 1921年に国の史跡に指定され、「造山古墳第五古墳」という名称がつけられた。
  • 石障には直弧文の彫刻があり、その特徴で知られている。
  • 2011年に石障の剥離が確認され、修復のために搬出された。
  • 全長は約81メートルで、後円部の直径は約60メートル、高さは8メートル
  • 墳丘は後円部が3段、前方部が1段で構成されており、前方部は西を向いている。
  • 築造時期は5世紀前半である。
  • 石室は2基あり、九州系の初期横穴式石室である。
  • 南西側の石室からは仿製鏡・玉類・鉄鏃などが出土している。
  • 北東側の石室は天井が崩落しており、内部は未調査のままである。
  • 修復作業が行われ、築造当時の姿に復元された。

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